ネットワークオーディオ入門|始め方と必要な機器
ネットワークオーディオは、ネットワークプレーヤー、ルーター、スピーカーを鳴らすアンプ、そして音源の4つがあれば始められます。
手持ちのアンプとスピーカーを使う場合、追加するのはネットワークプレーヤー1台です。このページでは、始め方、必要な機器、接続と設定の手順を順に解説します。
ネットワークオーディオの始め方
始め方は3段階です。今あるオーディオを確認し、足りない機器を1台足し、音源を用意する順に進めます。
いきなり構成を組み替える必要はありません。多くの場合、アンプとスピーカーはそのまま使えます。
- 今ある機器を確認する:アンプとスピーカーがあれば、そのまま使えます。アンプの入力端子の種類を控えてください。
- ネットワークプレーヤーを用意する:ネットワーク経由で音源を受け取り、アンプへ送る機器です。
- 音源を決める:定額配信サービス、CDを取り込んだファイル、購入した配信音源のいずれかを選びます。
アンプとスピーカーをお持ちでない場合は、アンプを内蔵したネットワークオーディオレシーバーを選ぶと、機器の数を減らせます。
最低限そろえる機器
最低限そろえるのは4つです。このうちルーターは、インターネット回線を引いていればすでにお持ちです。
| 機器 | 役割 | 手持ちで代用できるか |
|---|---|---|
| ネットワークプレーヤー | ネットワークから音源を受け取り、音声信号に変換する | 代用できない(中核となる機器) |
| ルーター | 機器どうしをつなぐ通信の中継役 | インターネット回線があれば代用できる |
| アンプ | スピーカーを鳴らすために信号を増幅する | 手持ちのアンプを使える |
| スピーカー | 音を出す | 手持ちのスピーカーを使える |
| 操作用のスマートフォンかタブレット | 選曲と再生の操作を行う | 手持ちの端末を使える |
このほか、LANケーブル(有線接続の場合)と、プレーヤーとアンプをつなぐ接続ケーブルが必要になります。
音源をご自分で保管する場合は、NAS(ネットワークに接続する記憶装置)を追加します。定額配信サービスだけを使うなら、NASは不要です。
各機器の役割はネットワークオーディオとはで詳しく説明しています。
接続と設定の手順
接続は、ルーターとプレーヤーをつなぎ、プレーヤーとアンプをつなぐ2工程です。設定はアプリから行います。
- ルーターのLAN端子と、ネットワークプレーヤーのLAN端子をLANケーブルでつなぎます。
- ネットワークプレーヤーの出力端子と、アンプの入力端子を接続ケーブルでつなぎます。
- ネットワークプレーヤーの電源を入れ、アンプの入力をつないだ端子に切り替えます。
- スマートフォンに、メーカーが提供する操作アプリを入れます。
- アプリを開き、同じネットワーク上にあるプレーヤーを選びます。
- 定額配信サービスを使う場合は、アプリからアカウントを連携します。
無線で接続する場合は、手順1の代わりにアプリからネットワーク名とパスワードを入力します。
接続の図はネットワークオーディオの接続図、予算別の組み方はネットワークオーディオの構成例をご覧ください。
よくあるつまずき
つまずきやすいのは、機器が見つからない、音が出ない、音が途切れるの3つです。原因は限られています。
アプリにプレーヤーが表示されない:スマートフォンとプレーヤーが別のネットワークにつながっている場合が多くなります。無線の周波数帯(2.4GHzと5GHz)が分かれているルーターでは、同じ帯域に合わせてください。
音が出ない:アンプの入力切り替えが、つないだ端子と一致していない場合があります。またDAC(デジタル信号を音声信号に変える回路)を内蔵しないプレーヤーは、単体では音が出ません。
再生が途切れる:無線の電波が弱い、またはルーターとの距離が遠い場合に起きます。有線接続に変えると安定します。
曲名が表示されない:音源ファイルのタグ情報が入っていない場合です。取り込みソフトの設定を確認してください。
用語解説へのリンク
ネットワークオーディオでは、似た名前の機器が並びます。役割の違いを整理した記事をご用意しています。
- ネットワークプレーヤーとは:ネットワーク再生の中核となる機器
- ネットワークトランスポートとは:DACを内蔵しない送り出し専用機
- ストリーマーとは:定額配信サービスの再生を担う機器
- ミュージックサーバーとは:音源を保存して配信する機器
- ネットワークオーディオレシーバーとは:アンプを内蔵した一体型の機器
- ネットワークプレーヤーとDACの違い:役割分担と一体型・別体の比較
- NASとミュージックサーバーの違い:保存装置と再生機能の違い
用語の意味がわかると、製品の仕様表を読み解けるようになります。
買い替え・売却の考え方
機器を入れ替えるときは、使わなくなった機器を早めに手放す方が、金額を確保しやすくなります。
ネットワーク機器は、対応する配信サービスやアプリの提供状況で評価が変わります。サービスが終了すると機能の一部が使えなくなり、相場が下がります。
一方、アンプとスピーカーは電子部品の陳腐化の影響を受けにくく、相場の変動が緩やかです。急いで手放す必要は小さくなります。
査定料・出張料・キャンセル料はいただきません。査定額にご納得いただけない場合は、そのままお返しします。
お引き取りの場所は、古物営業法第14条第1項によりお客様のご自宅またはご滞在先に限られます。
出張買取は特定商取引法の訪問購入にあたり、法定書面の交付日から8日間はクーリング・オフができます。
その期間中は品物をお渡しにならない選択も可能で、ご依頼のない品物を勧めることはありません。
買い替えの目安はネットワークプレーヤーの寿命、買取の基準はネットワークプレーヤー買取をご覧ください。
よくある質問
何から買いそろえればよいですか?
ネットワークプレーヤー1台からです。アンプとスピーカーをお持ちであれば、追加するのはこの1台で足ります。
ルーターはインターネット回線があればすでにお持ちです。操作はスマートフォンかタブレットで行うため、専用のリモコンも不要です。アンプとスピーカーをお持ちでない場合は、アンプを内蔵したネットワークオーディオレシーバーを選ぶと機器の数を減らせます。
有線LANと無線はどちらがよいですか?
再生の安定を優先するなら有線です。設置の自由度を優先するなら無線が向いています。
有線接続は、電波の状況に左右されないため再生が途切れにくくなります。高い解像度の音源を再生する場合や、ルーターから離れた部屋に設置する場合は、有線が確実です。無線でも通常の再生には十分な速度が出ますが、電子レンジや壁の影響を受ける場合があります。
スマートフォンだけで操作できますか?
操作できます。メーカーが提供するアプリを入れると、選曲、再生、音量調整、プレイリストの作成まで行えます。
多くの機種はスマートフォンとタブレットの両方に対応しています。画面の広いタブレットの方が、アルバムの一覧を見やすくなります。なお、スマートフォンは操作を送る役割で、音源そのものはプレーヤーが受け取ります。通話が入っても再生は止まりません。