ネットワークオーディオレシーバーとは|アンプ内蔵の利点

ネットワークオーディオレシーバーとは、ネットワーク再生の機能とアンプを1台にまとめた機器です。スピーカーを直接つなげるため、別にアンプを用意する必要がありません。

機器の数と配線を減らせる一方、あとから一部だけを入れ替えることはできません。

レシーバーとは何か

ネットワークオーディオレシーバーとは、ネットワークプレーヤーの機能とプリメインアンプの機能を1つの筐体に収めた機器です。

「レシーバー」は、もともとチューナーとアンプを一体にした機器を指す言葉でした。ネットワーク再生に対応した現在の製品でも、この呼び方が使われています。

スピーカー端子を備えるため、スピーカーを直接つなげます。必要な機器は、レシーバーとスピーカーの2つです。

多くの機種は、ネットワーク再生のほかにBluetooth、USB入力、アナログ入力、光・同軸のデジタル入力を備えます。CDプレーヤーやレコードプレーヤーも接続できます。

プレーヤーとの違い

違いは、アンプを内蔵するかどうかです。レシーバーはスピーカーを鳴らせ、プレーヤーは鳴らせません。

比較の観点ネットワークオーディオレシーバーネットワークプレーヤー
アンプの内蔵内蔵する内蔵しない
スピーカー端子備える備えない
必要な機器レシーバーとスピーカープレーヤー、アンプ、スピーカー
設置スペース1段分2段分
一部の入れ替えできないアンプだけを替えられる
既存アンプの活用活かせない活かせる

すでにアンプをお持ちの場合は、ネットワークプレーヤーを足す方が無駄がありません。アンプをお持ちでない場合は、レシーバーが機器の数を抑えられます。

役割の違いはネットワークプレーヤーとはで説明しています。

アンプ内蔵のメリット

内蔵の利点は4つです。設置、配線、電源、そして操作の一貫性です。

  1. 設置スペース:1台分で済みます。ラックの段数が限られる部屋に向いています。
  2. 配線の本数:プレーヤーとアンプをつなぐケーブルが不要です。接続はLANとスピーカーケーブルだけになります。
  3. 電源コンセント:1口で足ります。タップの口数に余裕が生まれます。
  4. 操作の一貫性:音量調整と入力切り替えを、同じアプリとリモコンで行えます。

一方で、一部だけを入れ替えられない点は制約になります。アンプの出力を上げたい場合や、DACだけを更新したい場合には、本体ごとの買い替えになります。

また、内蔵アンプの出力は機種ごとに決まっています。鳴らしにくいスピーカーと組み合わせる場合は、出力と対応インピーダンスを確認してください。

スピーカー選びの目安

スピーカーは、レシーバーの出力とインピーダンスに合わせて選びます。確認する項目は3つです。

  • 対応インピーダンス:多くの機種は4Ωまたは6Ω以上に対応します。スピーカー側の公称インピーダンスと合わせてください。
  • 出力:定格出力が大きいほど、能率の低いスピーカーを鳴らしやすくなります。
  • 能率:スピーカーの能率が高いほど、小さな出力でも音量が取れます。

一体型のレシーバーは、出力が数十Wの機種が中心です。ブックシェルフ型や小型のトールボーイ型と組み合わせやすくなります。

大型のフロア型スピーカーや、能率の低い機種を鳴らす場合は、出力に余裕のある機種をお選びください。組み合わせに迷う場合は、スピーカーの型番をお知らせください。

スピーカーの種類はスピーカー買取の査定基準にまとめています。

買い替え時の売却

レシーバーから分離構成へ移る場合、使わなくなった機器の査定をご検討ください。査定料・出張料・キャンセル料はいただきません。

レシーバーは、ネットワーク機能とアンプが一体のため、対応する配信サービスの提供状況が評価に影響します。サービスが終了すると、ネットワーク再生の機能が使えなくなります。

一方、アナログ入力やスピーカー端子は残るため、アンプとしての用途は続きます。この点で、ネットワークプレーヤー単体より相場が下がりにくい面があります。

引き渡しの前に、機器の初期化と、配信サービス側での機器の登録解除をお願いします。無線LANのパスワードやアカウント情報が残る場合があります。

お引き取りは、古物営業法第14条第1項に従い、お客様のご自宅またはご滞在先で行います。出張買取は訪問購入にあたるため、法定書面の交付日から8日間はクーリング・オフができます。

その間は品物の引渡しを拒む権利があり、不招請勧誘と再勧誘は行いません。

買取の基準はネットワークプレーヤー買取、プリメインアンプ買取をご覧ください。

よくある質問

単体でスピーカーを鳴らせますか?

鳴らせます。ネットワークオーディオレシーバーはアンプを内蔵しており、スピーカー端子を備えています。

必要な機器は、レシーバーとスピーカーの2つです。配線は、ルーターからのLANケーブルと、スピーカーケーブルだけで足ります。組み合わせるスピーカーは、レシーバーの対応インピーダンスと出力に合わせてお選びください。

別途アンプは必要ですか?

必要ありません。アンプを内蔵しているためです。

ただし、より大きな出力が欲しい場合や、能率の低いスピーカーを鳴らす場合は、プリアウト端子を使って外部のパワーアンプを追加できる機種があります。プリアウトの有無は、仕様表と背面の端子でご確認ください。

プレーヤーとどちらを選ぶべきですか?

アンプをお持ちかどうかで決まります。すでにアンプがあればネットワークプレーヤー、なければレシーバーが向いています。

レシーバーは機器の数と配線を減らせる一方、一部だけの入れ替えができません。将来アンプやDACを個別に更新する予定があるなら、分離構成の方が柔軟です。設置スペースが限られる場合は、レシーバーが収まりやすくなります。