ネットワークオーディオプレーヤーとは|種類と選び方の判断軸

ネットワークオーディオプレーヤーとは、ネットワーク上の音源や配信サービスを受け取って再生する専用機です。

DAC(デジタル信号をアナログの音声信号に変換する機器)を内蔵する一体型と、内蔵しない分離型に分かれます。

このページでは種類、選び方、必要な機器、買い替え時の売却の考え方を解説します。

ネットワークオーディオプレーヤーとは

ネットワークオーディオプレーヤーとは、ネットワーク経由で音源を受け取り、再生する据置型の機器です。ディスクを入れずに、保存した音源や配信サービスを再生できます。

構成は3つの働きに分かれます。ネットワークから音源を受け取る部分、デジタル信号をアナログに変換する部分、アンプへ送り出す部分です。

「ネットワークプレーヤー」と呼ばれることもありますが、指す機器は同じです。メーカーによって呼称が異なります。

ハイエンド帯では、この3つの働きを別々の筐体に分ける構成も採られます。電源部まで独立させ、機器どうしを専用ケーブルでつなぎます。

単体機の買取基準はネットワークプレーヤー買取にまとめています。

一体型と分離型の種類の違い

大きく分けて、DACを内蔵する一体型と、内蔵しない分離型があります。用途と手持ちの機器によって選び方が変わります。

種類構成特徴
一体型ネットワーク受信+DACを1台にアンプにつなぐだけで音が出ます
分離型(トランスポート)ネットワーク受信のみ別のDACと組み合わせて使います
レシーバー型ネットワーク受信+DAC+アンプスピーカーを直接つなげます
サーバー一体型ネットワーク受信+DAC+ストレージ本体に音源を保存できます

分離型は、DACを好みに合わせて選べる点が特徴です。一体型は接続する機器が少なく、設置がまとまります。

上位機では、分離型の本体に外部電源や外部クロックを足す構成が増えます。段階的に機器を加えられるため、後から音を追い込みやすくなります。

選び方の5つの判断軸

選ぶ際は、次の5点を確認すると判断しやすくなります。使う環境と手持ちの機器で優先順位が変わります。

  • 手持ちのDACの有無:DACをお持ちなら分離型、なければ一体型が向いています。
  • 対応するサービス:使いたい配信サービスに対応しているかを確認します。
  • 操作の方法:専用アプリ、汎用アプリ、本体のディスプレイのどれで操作するかを見ます。
  • 接続の方式:有線と無線のどちらで使うかを決めます。有線のほうが安定します。
  • 出力の端子:手持ちのアンプやDACにつながる端子を備えているかを確かめます。

上位機を検討する場合は、電源部の構成と外部クロック入力の有無も判断材料になります。設置場所の広さ、ラックの棚の高さ、本体の重量も確認しておくと安心です。

対応音源とサービスの確認点

再生できる音源の形式と、対応する配信サービスは機種によって異なります。購入前と売却前の双方で確認します。

  • ファイル形式:一般的な圧縮形式と非圧縮形式のどこまで再生できるかを見ます。
  • サンプリング周波数:PCM再生の上限は機種で分かれます。
  • DSD(1ビットで記録する高音質なデジタル音源の形式)への対応:対応する機種と対応しない機種があります。
  • 配信サービス:Roon Ready、Qobuz、TIDAL Connectなどへの対応状況を確認します。
  • ネットワーク再生の方式:DLNAやRoonなど、対応する方式を確認します。

配信サービスへの対応は、ファームウェア(機器を動かす内蔵ソフトウェア)の更新で変わります。サービス側の仕様変更に追従できなくなると、該当サービスの再生ができなくなる場合があります。

導入に必要な機器と接続

導入には、プレーヤーのほかにネットワーク環境と音源の置き場所が必要です。最小構成は3点です。

  1. ネットワークオーディオプレーヤー本体
  2. ルーターとLANケーブル(または無線の環境)
  3. 音源の置き場所(NAS(ネットワークに接続して音源を保存する記憶装置)、パソコン、または配信サービスの契約)

ここにアンプとスピーカーを加えると、再生の構成が完成します。分離型を選んだ場合は、DACも必要です。

音質を追い込む目的で、オーディオ用スイッチングハブ、LANアイソレーター、クロックジェネレーターを加える構成もあります。これらは後から追加できます。

周辺機器の買取基準はオーディオ用スイッチングハブ買取、LANアイソレーター買取をご覧ください。

買い替え時の売却の考え方

買い替えの際は、新しい機器の到着前に査定を受けておくと、手放す時期を選べます。上位機ほど、相場の動きが金額に響きます。

ネットワークオーディオプレーヤーは、新製品の発表時期に相場が動きます。発表の前に査定を受けておくと、判断の材料が増えます。

売却の前に、配信サービスのアカウント連携とネットワークの設定を解除してください。解除されていない場合も、当社で初期化して出荷時の設定に戻します。

外部電源、外部クロック、純正の電源ケーブルが手元にある場合は、本体とあわせてお預かりします。システムとして評価できるため、合計額が上がります。

相場の水準はネットワークプレーヤーの中古価格と買取相場、取引の手順はネットワークプレーヤー買取をご覧ください。

ネットワークオーディオプレーヤーの査定のお申込みは、無料査定のお申し込み、お電話0120-655-301、LINEから受け付けています。

よくある質問

ネットワークオーディオプレーヤーとネットワークプレーヤーは同じものですか?

同じものを指します。呼称がメーカーによって異なるだけです。

いずれも、ネットワーク経由で音源を受け取って再生する機器を指します。DACを内蔵しない機種は、ネットワークトランスポートやストリーマー(ネットワーク上の音源を受け取って再生機器へ送る装置)と呼ばれます。

一体型と分離型はどちらを選べばよいですか?

手持ちのDACの有無で決まります。DACをお持ちなら分離型、お持ちでなければ一体型が向いています。

分離型はDACを好みに合わせて選べ、外部電源や外部クロックを後から足せます。一体型は接続する機器が少なく、設置がまとまります。

手持ちのアンプにそのまま接続できますか?

一体型であれば、アナログ出力をアンプの入力につなぐだけで接続できます。

分離型はDACを介して接続します。アンプ側の入力端子と、プレーヤー側の出力端子が合うかを事前にご確認ください。バランス出力を使う場合は、ケーブルの形状もあわせて確認します。

何年くらい使える機器ですか?

機器としては10年以上使えますが、配信サービスへの対応は数年で変わる場合があります。

サービス側の仕様変更に本体のソフトウェアが追従できなくなると、該当サービスの再生ができなくなります。この場合も、保存した音源の再生やデジタル入力は使えるため、機器としての価値は残ります。