ネットワークプレーヤーとDACの違い|一体型と別体の比較
ネットワークプレーヤーとDACの違いは、担う役割です。プレーヤーはネットワークから音源データを受け取る役割、DACはデジタル信号を音声信号に変える役割を持ちます。
多くのネットワークプレーヤーはDACを内蔵しており、1台で両方の役割を果たします。
プレーヤーとDACの違いの結論
役割が異なります。プレーヤーは音源の「受け取り」、DACは「変換」を担います。
ネットワークプレーヤーは、LANやインターネットから音源データを受け取ります。DACは、そのデジタルデータを音声信号に変えます。
- ネットワークプレーヤー:ネットワークから音源を受け取り、機種によってはDACも内蔵します。
- 単体DAC:デジタル入力を受け取り、音声信号として出力します。ネットワークへの接続機能は持たない機種が多くなります。
DACを内蔵しないプレーヤーは、ネットワークトランスポートと呼ばれます。単体では音が出ず、DACと組み合わせて使います。
役割分担の図解
信号の流れを追うと、それぞれの位置がわかります。
一体型(DAC内蔵プレーヤー)の流れ
ネットワーク → 【ネットワーク受信部 → DAC部】1台の中で完結 → アナログ音声出力 → アンプ
別体構成の流れ
ネットワーク → 【ネットワークトランスポート】→ デジタル信号 →【単体DAC】→ アナログ音声出力 → アンプ
一体型では、ネットワーク受信部とDAC部が同じ筐体に入ります。別体構成では、その境目でケーブルが1本入ります。
DACを内蔵するプレーヤーでも、デジタル出力を備えていれば単体DACへつなげます。この場合、内蔵DACは使いません。
構成の詳細はネットワークトランスポートとはをご覧ください。
一体型と別体の比較
比べる観点は5つです。台数、設置、配線、入れ替えの自由度、そして電源です。
| 比較の観点 | 一体型(DAC内蔵プレーヤー) | 別体(トランスポート+DAC) |
|---|---|---|
| 台数 | 1台 | 2台 |
| 設置スペース | 1段分 | 2段分 |
| 配線 | LAN1本、音声1本 | LAN1本、デジタル1本、音声1本 |
| 電源コンセント | 1口 | 2口 |
| DACの入れ替え | できない | できる |
| ネットワーク部の入れ替え | できない | できる |
一体型は、設置と配線が簡単です。はじめてネットワーク再生を導入する場合は、一体型から始める方が手間がかかりません。
別体は、片方だけを入れ替えられる点が利点です。DACは技術の更新が速く、対応する形式や周波数が世代ごとに変わります。
買い足す順番の考え方
順番は、手元の機器によって変わります。3つの場合に分けて考えてください。
アンプとスピーカーだけをお持ちの場合:DAC内蔵のネットワークプレーヤーを1台足すのが最短です。追加する配線は2本です。
単体DACをすでにお持ちの場合:ネットワークトランスポートを足すと、DACの音を活かしたままネットワーク再生を追加できます。
DAC内蔵プレーヤーをお持ちで、DACを試したい場合:まず手持ちのプレーヤーのデジタル出力を単体DACにつなぎ、違いを確かめてください。そのうえで専用のトランスポートを検討する順序が無駄になりません。
いきなり2台を同時に買う必要はありません。段階的に足す方が、必要な機能を見極められます。
構成例はネットワークオーディオの構成例にまとめています。
買い替え時の売却
一体型から別体に移る場合、使わなくなったプレーヤーの査定をご検討ください。査定料・出張料・キャンセル料はいただきません。
ネットワーク機器は、対応する配信サービスやアプリの提供状況で評価が変わります。動作するうちに手放す方が、金額を確保しやすくなります。
単体DACは、ネットワーク機能を持たないぶん、サービス終了の影響を受けにくい機器です。相場の変動は比較的緩やかです。
付属品は評価に反映されます。専用リモコン、純正の電源ケーブル、元箱、取扱説明書がお手元にある場合は、あわせてお出しください。
出張でお引き取りできるのは、お客様のご自宅またはご滞在先だけです。古物営業法第14条第1項の定めによります。
訪問購入にあたるため、法定書面の交付日から8日間はクーリング・オフができ、その間は引渡しを拒めます。ご依頼いただいた品物以外の買い取りを持ちかけることはありません。
買取の基準はネットワークプレーヤー買取とDAC買取をご覧ください。
よくある質問
DACだけでネットワーク再生できますか?
多くの単体DACはできません。ネットワークへの接続機能を持たないためです。
ただし、ネットワーク機能を内蔵したDACも一部にあります。仕様表にLAN端子や無線対応の記載があるかをご確認ください。記載がない場合は、ネットワークトランスポートまたはDAC内蔵プレーヤーを組み合わせてください。
一体型から別体にする利点は何ですか?
DACとネットワーク部を、それぞれ別のタイミングで入れ替えられる点です。DACは技術の更新が速く、対応形式が世代ごとに変わります。
また、電源を分けられる点も挙げられます。ネットワーク部は通信のために動作し続けるため、DAC部と電源を分けたいという考え方があります。一方で、機器が増えるぶん設置スペース、配線、コンセントが必要になります。
どちらを先に買うべきですか?
手元の機器によります。アンプとスピーカーだけをお持ちなら、DAC内蔵のネットワークプレーヤーが1台で完結します。
すでに単体DACをお持ちなら、ネットワークトランスポートを足すとDACの音を活かせます。DAC内蔵プレーヤーをお持ちで単体DACを試したい場合は、まずプレーヤーのデジタル出力をDACにつないで比べてから判断してください。