オーディオ用LANケーブルの選び方|カテゴリーと注意点

オーディオ用LANケーブルの選び方は、カテゴリー表記、長さ、シールドの構造、そして端子の作りの4点で決まります。通信の規格としてはCAT5e以上であれば音源の伝送に足ります。

オーディオ用として販売される製品は、導体や被覆、シールドの処理に配慮した設計が採られています。

オーディオ用LANケーブルの選び方

選び方の基準は4つです。まず規格を満たすものを選び、そのうえで取り回しと端子の作りを見てください。

  • カテゴリー表記:CAT5e以上であれば、音源の伝送に必要な速度を満たします。
  • 長さ:必要な長さに5cmから10cmの余裕を持たせます。長すぎると取り回しが悪くなります。
  • シールドの構造:シールドなし(UTP)とシールドあり(STP、FTP)があります。機器のアース設計との相性があります。
  • 端子の作り:ツメが折れにくい構造か、金メッキが施されているかを確認します。

音源データの伝送量は、映像に比べると小さくなります。ハイレゾ音源でも、100Mbpsの通信で足りる場合がほとんどです。

配線の全体像はネットワークオーディオの接続図をご覧ください。

カテゴリー表記の意味

カテゴリーは、伝送できる速度と周波数帯域を示す規格です。数字が大きいほど、対応する速度が上がります。

表記対応する通信速度伝送帯域
CAT5e1Gbps100MHz
CAT61Gbps(10Gbpsは短距離)250MHz
CAT6A10Gbps500MHz
CAT710Gbps600MHz
CAT825Gbps/40Gbps2,000MHz

オーディオ用途では、CAT5eからCAT6Aの範囲で足ります。CAT7以上は、端子の規格上シールドの接地が前提となり、機器側の設計との相性を確認する必要があります。

高いカテゴリーほど音がよくなるという関係はありません。規格は、あくまで伝送できる速度と帯域を示すものです。

シールドの有無は、設置環境で選んでください。電源ケーブルと並走する配線ではシールドありが有利になる一方、機器のアース設計によってはノイズの経路が変わる場合があります。

長さと取り回しの注意

長さは、必要な距離に5cmから10cmの余裕を加えた寸法が扱いやすくなります。余りが長いと、束ねる必要が出ます。

配線するときは、次の4点にご注意ください。

  1. 電源ケーブルとの並走を避ける:やむを得ず並走する場合は、直交させるか距離を取ってください。
  2. きつく巻かない:曲げ半径が小さいと、内部の対撚りが崩れます。直径10cm程度の緩い輪にしてください。
  3. 踏まない位置に通す:踏まれると被覆がつぶれ、内部の構造が変わります。
  4. 端子に負荷をかけない:機器の背面で急に曲げると、端子の根元に力がかかります。

規格上、LANケーブルは1本あたり100mまで伝送できます。家庭内の配線で長さが問題になることはほとんどありません。

ルーターが離れた部屋にある場合は、長いケーブルを引く方法が確実です。無線より再生が安定します。

一般的なケーブルとの違い

規格を満たしていれば、通信そのものは一般的な製品でも成立します。オーディオ用として販売される製品は、材料と処理に配慮した設計が採られています。

主な違いは次の4点です。

  • 導体の材質:無酸素銅(OFC)や銀メッキ導体を採る製品があります。
  • シールドの処理:シールドを片側だけで接地するなど、アースの経路を工夫した製品があります。
  • 被覆と充填材:振動を抑える素材を使い、ケーブルの動きを減らす設計があります。
  • 端子の作り:金メッキ、樹脂成型のツメ保護、ケーブルとの結合部の強化などが施されます。

聴感上の効果については、環境や個人の感じ方によって評価が分かれます。断定的な効果をうたう表現には注意してください。

実務上わかりやすいのは、耐久性と取り回しです。端子のツメが折れにくい製品は、抜き差しを繰り返しても接触が保たれます。

買い替え時の扱い

使わなくなったオーディオ用LANケーブルは、査定の対象です。まとめてお出しいただくと、1点ずつより手間が減ります。

査定では、型番、長さ、端子の状態、外装の傷を確認します。付属していた袋や台紙がある場合は、あわせてお出しください。

オーディオ用LANケーブルは、古物営業法施行規則が定める「電線」には該当しないとされています。令和7年10月1日施行の規則改正で電線が対象品目に加わりましたが、警視庁はLANケーブル等は対象外である旨を示しています。

そのため、通常のオーディオ機器と同じ手続きで買取をお受けできます。古物営業法15条1項に基づく本人確認を行います。書類でご提示いただくのは氏名・住所・生年月日で、職業は口頭でお伺いします。

査定料・出張料・キャンセル料はいただきません。買取の基準はオーディオ用LANケーブル買取をご覧ください。

古物営業法第14条第1項が受け取り場所を定めており、出張買取はご自宅またはご滞在先に限られます。

特定商取引法の訪問購入として、法定書面をお受け取りになった日から8日間はクーリング・オフができます。同期間は引渡しを拒めます。ご依頼のない品物を勧めることはありません。

よくある質問

市販のLANケーブルとの違いは何ですか?

導体の材質、シールドの処理、被覆の素材、端子の作りに違いがあります。通信の規格を満たす点は共通です。

オーディオ用として販売される製品では、無酸素銅や銀メッキの導体、片側のみを接地するシールド構造、振動を抑える被覆などが採られます。聴感上の効果は環境や個人の感じ方によって評価が分かれますが、端子の耐久性や取り回しの違いは実務上わかりやすい差です。

長さはどこまで許容されますか?

規格上は1本あたり100mまで伝送できます。家庭内の配線で長さが問題になることはほとんどありません。

実務上は、必要な距離に5cmから10cmの余裕を加えた寸法が扱いやすくなります。余りが長いと束ねる必要が出て、曲げ半径が小さくなりがちです。束ねる場合は、直径10cm程度の緩い輪にしてください。

オーディオ用LANケーブルは古物営業法の電線に当たりますか?

該当しないとされています。令和7年10月1日施行の規則改正で「電線」が対象品目に加わりましたが、警視庁はLANケーブル等は対象外である旨を示しています。

そのため、通常のオーディオ機器と同じ手続きで買取をお受けできます。お取引の際は、古物営業法15条1項に基づく本人確認を行います。書類でご提示いただくのは氏名・住所・生年月日で、職業は口頭でお伺いします。書類は原本をご用意ください。